商品開発・レシピ改良
配合や調理工程の違いが
味や食感にどう影響するかを
科学的に検証できる
品質管理・安定化
品質のばらつきを
構造レベルでチェックし、
品質の安定化に役立つ
商品・サービスの価値発信
科学的根拠に基づいた
『おいしさの理由』を示すことで、
差別化と信頼を獲得
染色反応による
原料特性の解析
特定の組織や成分に反応する染色剤を用いることで、原料ごとの微細な違いを識別することが可能。
二重染色法による
異成分の同時解析
染色性の違いを利用し、多糖類とタンパク質の二重染色法を組み合わせることで、異なる成分を同時に観察することが可能。
構造からみる
スポンジ・パンの物性評価
スポンジやパンの組織構造を観察することで、気孔径やその分布形態、さらにグルテン網状構造の差異を把握できる。これにより、テクスチャー特性である弾力性・凝集性・柔軟性などの評価が可能。
峯木 眞知子
[一般社団法人おいしさの科学研究所 代表理事]
共立女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻卒業、東北大学農学研究科生物資源専攻修了(農学博士)。卵の調理特性や食品の組織構造とおいしさの関係を研究し、専門は調理科学と応用栄養学。東京家政大学副学長・人間生活学総合研究科科長、東京家政大学大学院キユーピー・東京家政大学共同研究講座 タマゴのおいしさ研究所 特命教授を経て東京家政大学大学院客員教授を歴任し、2025年6月より現職。著書に『食品・調理・加工の組織学』(学窓社,1999)、『食の官能評価入門』(光生館,2008)、『食品の組織構造とおいしさ』(幸書房,2025)など。